取り組み対応4

4.注意欠陥・多動性障害(ADHD)

注意欠陥・多動性障害(ADHD)について紹介します。
ADHDとは発達障害の一つで、英語の「Attention Deficit Hyperactivity Disorder(注意欠陥多動性障害)」の頭文字から集約された言語です。
つまりこの言葉が示すように注意の欠陥、多動性、衝動性の3つの症状があります。
但し、知的な遅れはなくて、あくまで集中力がなかったり、落ち着きがなかったり、ついつい衝動的に動いてしまったりするなどの問題があります。
実は成人した大人でもこの症状があてはまり、なんとその割合として約1~3%くらいの人がADHDの症状があると言われています。つまり子供たちだけでなく比較的身近にある障害なのです。

■不注意が優勢の症状の場合

これらの症状の特徴としては色々なものが気になって集中力が欠けている、忘れ物をすることが多い、人の話を聞き逃しやすい、身の回りの整理整頓などが苦手など小さなお子さんにはよくあてはまる行動ですが、小学校に入学してから授業に支障が出るような症状の場合は不注意優位の状態と診断されます。

■多動性・衝動性が優勢の症状

普段から落ち着きがなく、無意識に手足を動かしてしまったり、授業中などじっと席に座っていることができない、喋ってはいけないシーンで話をしてしまったり、道路などで急に飛び出してしまったりするなどの行動があてはまります。これらの行動によって集中が出来なくなったり、まわりに迷惑をかけたりするなどの問題行動が起きてしまう状態です。
ADHDは脳の機能障害によって起こるもので、子供のころから障害があり、本人だけでなく親御さんにとっても工夫や対策をしてもなかなか改善されないというケースが多いと言われています。
放課後等デイサービスの施設ではこのADHDの障害を抱えているお子さんにもきちんと対応してくれる施設はあります。
カリキュラムは施設によって異なりますが、友達と一緒に遊ぶ、落ち着いて勉強する力を養う、音楽やスポーツなどを楽しむ、生活に必要な力を身につけるなど、様々な工夫を凝らして子供たちを指導してくれます。

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