取り組み対応1
放課後等デイサービスは発達障害を抱えた子供たちが通う施設ですが、発達障害といってもお子さんによってその症状や障害の重度はさまざまあります。
【発達障害の症状例】
・ダウン症
・自閉症スペクトラム障害
・アスペルガー症候群
・注意欠陥・多動性障害(ADHD)
・学習障害(LD)
・知的障害
放課後等デイサービスに通う子供たちの症状を親御さんは勿論、指導される指導員のかたも子供たちの個性や特徴、障害の症状などをしっかりと把握したうえで、子供にあった対応をすることが求められます。
ここの対応を誤ってしまうと子供たちにとって楽しい学習の場が楽しくない苦痛な場所となってしまいます。
そこでここでは症状別に応じた取り組みについて紹介していきます。
1.ダウン症の症状をもつお子さんの場合
ダウン症とは生まれつき染色体の数が違う患者のことをいい、本来人は23組46本の染色体がありますが、21番目の染色体が1本多く3本となっている場合が標準型21トリソミーといい、ダウン症の95%を占めています。
他にも転座型やモザイク型と呼ばれるタイプもありますが、約600~700人に1人の割合で生まれるとも言われています。何故このような事が起きるのかは現代の医学をもってしてもあきらかになっていません。
ダウン症のお子さんの特徴は成長のペースがゆっくりで、目や耳などの特有の顔立ちが特徴的で筋肉が弱く運動能力が低いお子さんも多いと言われています。また症状が酷い場合は心臓疾患や白内障、緑内障などの障害があるとも言われています。
もしお子さんがダウン症と診断された場合、医療機関との連携をとるだけでなく、言語や運動能力などの発育のための特別なサポートが必要となります。
そこで放課後等デイサービスで通わせる場合まずはその子の症状をしっかりと理解した上でその子にあった学習プログラムを用意してくれたり、サポートしてくれる施設を選ぶことが重要なポイントです。
知能や身体的な能力、コミュニケーション能力など同じ施設に通う子供たちと違う事も当然考えられるため、本人が楽しんで通えるように周りがしっかりとケアしてあげることが大切です。
施設によってはダウン症のお子さんを積極的に受け入れてくれるところもありますので、粘り強く探してみましょう。