取り組み対応2
2. 自閉症スペクトラム障害の場合
「自閉症スペクトラム障害」というのは以前は「自閉症」や「広汎性発達障害」など色々な呼び方で呼ばれていましたが、大きくとらえた新しい概念として新しく呼ばれるようになりました。
「自閉症スペクトラム障害」は脳の機能障害の事で、基本的には先天性(生まれつき)のもので、おもに発達に遅れが出たり、凹凸が出たりします。
この障害の「自閉」という言葉から、多くの人が自分の殻に閉じこもり引きこもるということを連想してしまうかもしれませんが、実は違うんです。
自閉症スペクトラム障害は大きく分類すると3つの障害(特徴)があると言われています。
■自閉症スペクトラムの3つの障害
1.「社会性」の障害
自閉症スペクトラムの特徴としてマイペースであるために、集団生活に合わすことが苦手という症状があります。
また年相応の一般常識を身に着けることが難しいとも言われ、場の雰囲気をつかみづらいといわれ、社会性に必要な事が出来ないといわれています。
2.「コミュニケーション」の障害
先程の社会性にも関連しますが、周りの人とコミュニケーションをとるというのが難しく、対人関係がうまくいかないという事があります。
例えば呼んでも反応が薄かったり、気持ちを言葉で表すのが苦手という状態があります。
3.「イマジネーション」の障害
先を読む能力が劣っているために、新しい場所や人に遭遇すると途端に臆病になってしまいます。目に見えない人の感情や未来のことなどに興味を示しづらく、またこだわりが強くなり自分の考えに固執してしまうという特徴があります。
放課後等デイサービスではそんな「自閉症スペクトラム障害」を抱えているお子様でも安心して通えるようなカリキュラムを備えている施設があります。
例えばコミュニケーション能力や社会性の向上の為にゲームや音楽、遊びや勉強等を集団で行うなどの取り組みを行っています。